【家充日記】この有り余る時間で宿題を!

かすたネットの池田です。

夜の肌寒さもすっかり姿を潜め、代わりに蒸し暑さと曇天が顔を見せてくれる様になった今日この頃ですが、皆さん調子はいかがでしょうか。

さて、緊急事態宣言が出てからもう1月程度経っているのですね。早いもので、初期の適応できずにストレスの溜まる感じも徐々に減ってきました。むしろ今は通勤がない分時間が使えるので、色々と楽に感じている位です(通勤が片道90分超えるとキッツイんだ…)。とは言え、ずっと家にいると色々とやる事に困るものです。もうやる事がねぇ!ってなるんですよね。

ただ色々と探してみると、存外そんな事もなく結構やる事って残ってるもので…。普段は忙しくてやりたくても出来ていなかった事って沢山あるんだなぁと痛感します。そんな訳で、普段忙しさに感けて出来ていなかった事(宿題)をこの有り余る時間で解消しちゃおう!と思い立ったので、今回はその紹介ができればと思います。

とりあえず、今回の期間でやろうと思った宿題は、積みゲーの消化が一つ目です。モンスターハンターをプレイするためだけに買ったPS4が家で腐っていたので、ソシャゲばかりでは芸がないと思い年末のセールで結構ソフトを買ったんですよね。そのうちまだ1本もプレイしていなかったので、とりあえず1本クリアしようと思いプレイを始めました。久しぶりにやってみると面白いんですよねこれが。ゴッドオブウォーというゲームなのですが、昔からそれなりにプレイしているシリーズで、今回ナンバリングを一新して新たにPS4で発売されたものです。長くなるのでシリーズの詳細は割愛しますが、以前までは自分の怒りに任せて復讐をしていた主人公がお父さんになって丸くなり(元からお父さんだけど…)、子供との関係や教育に葛藤しつつ、息子を導いていきながら父親としても成長していく感じがすごくよかったですね。なんかこう、アラサー独身な僕にも心にくるものがありました。

元から質の良いアクションも定評があったのですが、今回はシステムが一新されていました。最初のうちは戸惑いましたが、慣れるとまあこれがクセになる事。従来は1対多数の構図で戦闘が進み、主人公側も基本範囲攻撃で攻めていったのですが、今作は囲まれる事はあるものの、基本1体1の構図を作る様に動かないと簡単にやられちゃうんですよね。というか敵が強いんですよ。これまでより明らかに。なので、戦闘とかアクションに慣れていない人には難易度イージーがお勧めです。まじで。ノーマルが普通のゲームのハードくらいの難易度ある。とは言え、この1対1の構図で戦えるおかげでボス戦が今まで以上に重厚になってる感もあって非常によかったです。また戦闘では純粋なプレイスキルが非常に出やすいので、やり込めます。個人的に非常にお勧めなゲームなのですが、シリーズによってはZ指定うけるくらいグロテスクな表現も多いので、その点注意ですね。

ゲームレビューになってしまいしたが、この積みゲー消化、まだこの1本しか終わっていません。最近のゲームはボリュームがすごくて、なかなか消化ができませんね(多分24時間以上やったはず)。ちなみに、現在はホライゾンゼロドーンをプレイ中です。まだ全体のマップの半分も行けてないことに絶望気味ですが、頑張って消化していきます!何より楽しいし!

宿題の2つ目は、今までずっと逃げてきた数学の勉強です。僕は、普段引きこもり支援や学生相談室のカウンセラーもしていますが、一応軸足をおいているのは後期博士課程での研究活動です。一般的に心理学と言えば文系で、心を考察する様なイメージを持たれていたり、本屋さんでも占いや自己啓発、哲学系の書籍なんかと近くに陳列されているイメージが多いでしょう。しかし、実際のところどうかと言うと、「これもう文系なん?」と愚痴を吐きたくなる様な部分も多いのです。特に数理統計学は学部の授業でも教えられるほど密な関係がありますし、僕の研究テーマでは、「実験を行なって得られたデータに特定の数理モデルを当てはめてある数値を推定する。」なんていう事を行います。これもう文系なん?

最近では、数値を入力すれば自動でPCから結果が返ってくるのでそこまで詳しく数式や中身を知らなくても特段問題はありません。しかし、僕のテーマ的には新しい数理モデルを提唱する可能性もあったり、昨今これまでとは違う方法でのデータ分析やモデリングなども行われており、今後の活動には数字に強くなる事が必須と言える状態になっています。「あー。こりゃ今の自分の数学知識じゃ死ぬわ。」とまあそんな風に思ってはや何年…。ずっと逃げ続けてきた数学についに向き合う時期が来てしまった…。ちなみに、僕の数学戦闘力(高校時代のテストの得点)は0です。逆によく今まで統計とか使ってたよね、僕。まあそんなこんなで「嫌々」始めた数学の勉強ですが、今では結構楽しんでいたりします。

始めたきっかけとしては上に書いた通りなのですが、読み切る事を目標としている書籍があり、その本を読むにはどうやら大学生レベルの数学の知識はいるとのこと。そして、その本で紹介されていた基礎数学の本を読んでいたのですが……戦闘力0の僕には強過ぎたんですよね。そりゃ大学数学向けの教科書を僕が今読んでもわからんわ…と思い、さらにその本を読むための入門書を読むことに。では何から始めようかと考えると、とにかく、僕の最優先事項は数字アレルギーを治すことでした。そこで、最初は専門書から入らずに一般書コーナーにおいているレベルの書籍を読むところから始めることにしました。これが大成功で、この本を中学とか高校時代に読んでいたら理系に進んでいたかもなと思うほど楽しく読める本に出会えました。一般書もなめちゃいけないなぁと噛み締めています。

次に、ブルーバックスというシリーズの新書があるのですが、そこで僕が高校時代に学んでいない部分(線形代数なんて初めて聞いたよね)の入門書を買い、微分積分(やったはずなのに何も覚えてなかった…∮って何て読むん?)の入門書を買い、ようやく大方読む準備が整ったな!と思い再度基礎数学の教科書に挑戦しました。基礎数学『加 法 定 理』。「あかん。これ完全に1から高校数学やり直さな読めへん…。」。これはもうどん詰まりやなぁとか思っていた時に、たまたま父とお酒を飲んでいたところ、「俺の使ってた基礎数学の本やろか?」とのこと。実は僕の父上はガチ理系なんですよね。こりゃもらうしかねぇ!と思い、いただいた基礎数学の本を今は読み進めています。さすがに問題を全て解けるわけではないですが、一旦はその様なものがあり、どんなものかが大凡理解できたと思った時点で読み進める方式で、今は読み続けています。既に3分の1ほど読み終えたので、早かったらGW中に読み終わりたいなーとか思って精進中です。



現在進めている宿題はこんな感じです。ゲームに関しては、改めて面白いなぁと実感できていますし、数学に関しては、高校時代なんであんなに嫌いだったのだろう?と思うくらいには楽しく勉強できています。やっぱり、勉強するにあたっては、自分でやる気が出せる目標が必要だなぁと再確認してます。

コロナ禍で時間を持て余している状況ですが、逆に考えるとこんなにどっしりと勉強できるチャンスは2度と無いかもしれない。そう考えると、存外この生活も悪く無いなと思う今日この頃です。

…でも早く外で遊びたいけどね!!夏にビアガーデン行きたいし!!
…ダイエットもしなきゃなぁ。