かすたネット代表の上田です。
外に出るのもおっくうになるくらい、暑い時期になってきましたが、
今月も、多くの方に来ていただきました。
かすたネットが、来てくれる子の生活において、
楽しいことのひとつになっているとすれば、それはとてもうれしいです。
今回は押江君と僕の2人で、保護者の方たちとお話をしました。
かすたネットでの様子とか、お家や学校での様子など、
いろんなお話を伺うことができて、子どもたちと一緒に遊んでいる時には
気づかなかったことを、知ることができたように思います。
お話の中で、僕が特に興味深いと思ったことは、
かすたネットの場所で、子どもたちが「平行遊び」をしている
ことが多いということについてです。
「平行遊び」とは、近くでまったく同じ遊びをしているのに、
子ども同士の間には具体的交渉がない状態のことを指します。
発達心理学の用語ですが、本来は、幼児期の発達において用いられます。
誤解のないように、おことわりしておきますが、
平行遊びは、遊び方の種類の一つであって、
「平行遊びをする子」=「幼い、未熟」ということではありません。
むしろ僕は、この平行遊びができる状況を、とても気に入っています。
たとえば、僕自身が学生の時など、用もないのに部室に行って、
誰と話すわけでもなく、そこらに転がってるマンガなんかを読みながら、
だらだらと過ごすという時間は、至福の時といってもいいほどでした。
安心できる場で、特に何らかの役割を強制されることもなく、
思いつきでやりたいことをできる場所というのは、
すごく落ち着ける場所だと思います。
たまには、そんなふうに過ごせる時間があっても、
いいのではないでしょうか?
かすたネットがこれからも、ゆる~い場であってくれたらいいのに、
と、個人的にはそう願っています。
次回のかすたネット活動日は8/16(土)です。よろしくお願いします。